任意売却後の引越し費用を確保する方法
任意売却のメリットとして、債権者が「引越し費用」の便宜を図って貰えるというものがあります。
任意売却をおこなうと、当然のことながらマイホームから退去しなくてはなりません。しかし、借金を抱える利用者にとっては、引越し費用のねん出は容易なことではありません。
では、具体的にはどうすればいいのでしょうか?
結論から言うと、任意売却を依頼する業者に対して引越し費用や当面の生活費の便宜を図ってほしい旨を率直に伝える事です。 任意売却の業者にとっても、債務者が引越し費用が捻出できずに物件にずっと居座られても困ります。
また、債権者(金融機関、保証会社)にとってみれば、競売ではなく任意売却なら早期に多くの金額を回収できるので、ある程度のリクエストは聞いてくれます。
任意売却の依頼を受けた業者は、債権者や買主と相談をおこない交渉した上で、物件の売買代金の中から引越し費用を確保するために働きかけてくれます。引越し費用だけでなく、当面の生活費まで確保できるかどうかとなると、あまり大きな期待はできませんが、引越し費用だけならかなり高い確率で確保できるでしょう。
ですので、任意売却手続きを引き受ける業者に「引越し費用や当面の生活費を捻出させるだけの交渉力があるかどうか」というのは非常に重要な問題です。
任意売却を検討する際には、物件売却決定後の生活費などに関してしっかり質問しましょう。
任意売却というのは、自分の家を手放す代わりに新たな生活再生をおこなうための方法です。 任売後に、生活苦に陥ってしまったら本末転倒になります。
新たな住居を確保できる担保を得てから任意売却に踏み切りましょう。
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