売却したマイホームに住み続けることができる「ハウスリースバック」という便利なシステム
リースバックは大家さんを探せばいい
任意売却で手放すマイホームに住み続けられる方法として「ハウスリースバック」というシステムがあります。
売った家に住み続ける！果たして、そんなことが本当にできるのでしょうか？
結論から言えば可能です。ただし、そのためには一定の条件をクリアしなければなりません。
そもそもハウスリースバックとは、第三者を「買い手」として見つけ、その買い手から家を借りるという仕組みです。そのための前提となる最大のポイントが、「物件を買った相手が、住み続けることを認めてくれること」です。
日本再生支援機構のリースバックは、子供の学校の学校区を変えたくないから引越したくない…高齢の父母と同居しているので引越は避けたい…事業所として登録しているため移転できない…これらの理由などで今の家に住み続けていたい、事務所を利用していたいけど、知人で買い受けてくれる人がいない。または長期借入金の返済が苦しいから、売却して賃貸として今までの本社を継続して利用していきたいなど…
リースバックとは、買受支援者へ不動産を売却して、賃料を支払う事で継続して不動産を利用できる有効な解決手法です。将来的にはリースバック終了後に買い戻し優先権にて不動産を買い戻すことも可能です。不動産が債務超過やオーバーローンをしている場合でも任意売却を併用する事で、リースバックが可能になります。住宅ローン滞納、競売、任意売却しても今の家に住み続けていたい方は是非ともリースバックをご利用ください。［参考]日本再生支援機構
でも、なかなかそんな人いないですよね。家を買うということは住むことを前提にしているわけですから、普通なら理屈が通りません。
しかし、「家賃収入」を目的としている投資家であれば成立します。家を貸して、家賃収入を得る、それを望んでいる投資家を探せば売った後でもマイホームに住み続けることができます。
つまり、大家さんになってくれる人を探せばよいというわけです。
投資家探しは楽じゃない
そうか、それなら投資家を探そう！
と思っても、投資家が簡単に見つかるはずがありません。「私は投資家です」なんて名乗る人がいない限り、まず見つからないでしょう。
投資家といっても様々で、株を売り買いする投資家もいれば地主や不動産業を営んでいる投資家（投資会社）など、それぞれです。
では、そういった投資家に会うためにはどこへ行けばよいのか、それが知りたいポイントですよね。投資家と出会う機会は、ほとんどのケースが「紹介」です。コネクションがなければ知り合う機会はありません。
投資家を知っている人と知り合いになればいい
コネがないのに投資家を探すのは非現実的な話です。それなら、コネがない人はリースバックを諦めるほかないのでしょうか。
いいえ、そうとは限りません。
ハウスリースバックを成立させたいのなら、「投資家を知っている人と知り合いになればいい」だけです。ただし、怪しい勧誘や誘いなどは例外です。きちんとしたルートで投資家とつながっている人が条件です。
そういったコネをもつ人が集まる業種が「不動産屋」になります。アパートやマンションを所有する大家さんの物件を管理しているのは、ほとんど不動産屋です。これが、一番シンプルな投資家とのつながりです。
任意売却の流れで不動産屋とは必ず関わることになりますが、その不動産屋が投資家情報を多く所有していれば、ハウス・リースバックを成立できる可能性が高まります。
任意売却の専門家
また、不動産屋以外でも、任意売却を専門としている専門家であれば投資家に繋がるルートや情報をもっています。リースバックを希望するのであれば、投資家のことを前提としたうえで任意売却の専門家に相談することが重要です。
そして、何よりも大切なことが不動産屋にしても専門家にしても、「ハウス・リースバック」の実績があるということです。リースバックを成立させている専門家は、投資家とのつながりを裏付けする根拠になります。
「投資家とつながっていますよ」「投資家情報をもっています」、なんて言っていても、実際にリースバックを成立させたことがなければ話になりませんよね。そういった意味でも、実績のある専門家に相談することが重要なポイントです。
任意売却の相談相手は弁護士、司法書士、不動産事業者などです。まずは、ご自身の借金状況や家の査定など相談してみてはいかがでしょう。
リースバックを成功させる4つのポイントまとめ
- 家賃を払うことで売却したマイホームに住み続けることができる
- リースバックを成功させるためには「投資家」探しがポイントとなる
- 投資家に関する情報をもっている不動産屋や、任意売却の専門家に相談する
- 任意売却する際には、リースバックの実績がある専門家に相談する
いかがですか？条件をクリアすれハウスリースバックが成立しそうですよね？
リースバックで大切なポイントは「投資家探し」です。
任意売却でリースバックを成功させたい場合、投資家の情報を多くもった専門家に相談するよう心がけましょう。
