怪しいサイトに要注意。任意売却を利用した詐欺から身を守るGoogleアラート活用術

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「お金に困っている人は騙しやすい」詐欺師はそう思うのでしょうか?

マイホームを手放さなくてはならなくなった人に対して、任意売却を騙って安く家を買い取ろうとする悪徳業者がたくさん存在します。

何やら怪しいサイトが多すぎる

詐欺の代表格といえば「振り込め詐欺」「オレオレ詐欺(母さん助けて詐欺)」。WEBを使った詐欺といえば金融がらみの詐欺にギャンブル関連の詐欺など盛りだくさんです。

いまだにワンクリック詐欺も横行しているようで、ネット社会は詐欺オンパレードの無法地帯ですね。

“任意売却を装って”詐欺を働く輩(やから)も例外ではありません。その入り口がWEBサイトというのもよく聞く話しです。

弁護士や土地家屋調査士などと連携している”任意売却の専門家”と称していますので、売却を焦っている人はついつい信用してしまい、このような不正業者に相談してしまう人が後を絶ちません。

もっともよくあるケースが「運営者(責任者)が不明」のサイト。どのような会社が運営しているのか、責任者の分からないサイトです。問合せ先が無い、あったとしてもフリーメールなど、専門分野を扱うサイトとは思えないほど粗末な内容です。

こういったサイトは、ほぼ「誘導・勧誘サイト」です。サイトの訪問者を別のリンク先へと誘導するだけが目的。リンク先が優良な専門家なら まだ救いようがあるのですが、なかにはリンク先すら怪しい場合も。その結果、任意売却を利用した詐欺の被害者が生まれます。

Googleアラートを使って質の高い情報をキャッチする

近年のネット社会、毎日のように新しいサイトが立ち上がり、日々、新しいページが更新されています。質の高い情報をキャッチすることが詐欺から身を守る最善の策。行き当たりばったりの検索よりも、質の高い情報を吟味するほうが賢明な手段です。

その方法の一つとして、『Googleアラート』の活用が効果的。

利用方法はシンプルで、Googleアラートのキーワード設定に「任意売却」とインプットするだけ。あとは、「任意売却」のキーワードを含むページやサイトが新しく立ち上がったとき、通知される仕組みです。

今朝方、Googleアラートを確認すると、任意売却のキーワードを含むページの通知が3件。Googleアラートから通知されたそのページをクリックしてみると、「任意売却でお困りの方はコチラへ!」と、リンクに誘導する文章が。クリックした結果、当然のように怪しいサイトへたどりつきました。

【参考】Googleアラート wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/Google%E3%82%A2%E3%83%A9%E3%83%BC%E3%83%88

詐欺の手口はいろいろだけど、自分の身は自分で守るしかない

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「リンク先への誘導=勧誘業者」と思っていただいて結構です。その先に待ちかまえているトラブルに、一切の責任をもたないサイトばかり。たとえば、こんな勧誘文句があるサイト。

- 引越し代とお礼金を合わせて100万円~200万円が手元に残ります -

任意売却を利用した悪質業者の必殺技ともいえる“引越し代”というフレーズ。
引越し代の金額は業者が決めるわけではなく、債権者が決定するものです。それなのにどうして、100万円~200万円が手元に残ると業者が断言できる?!・・・不思議な話です。悪質な勧誘であると判断できます。

任意売却を利用した詐欺の目当ては“相談者の土地や物件”です。最悪の場合、安い値段で売買され、手元に多くの住宅ローンが残ってしまうなんて被害も少なくありません。

任意売却詐欺を防ぐまとめ

詐欺師にとってみれば、お金に困って金策を急いでいる人はまさに”カモネギ”です。上手い口車でマイホームを安く買い叩くなんてお手のものです。

悪質業者は過去に行政指導を受けているケースも大いにありますので、先のGoogleアラートや口コミ情報などで会社名を調べてみるのも一つの方法です。

また、もっともお勧めする方法は、任意売却を不動産業者に依頼する前に法律の専門家(弁護士、司法書士)に相談してみる事です。

不動産売買に強い専門家であれば、悪質な不動産業者の情報も持っています。また、有利な方法で任意売却する方法を提案してくれる事でしょう。

家や土地などの高額商品の売買ビジネスでは、悪質業者がたくさん存在するという事をお忘れなく!

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