【住宅ローンの探し方】 自分で探す?専門家のアドバイスを受ける?賢い方法はどちら

the specialist of a residence

住宅ローンは何を基準に決める?

住宅ローンの借入先を決める際、何を基準にして決断しますか?

SBIモゲージの調査では、「金利が低いから」といった理由が全体の60%を占めています。

また、専門家から借入先を紹介されるケースにおいても、「金利が低い」ところを優先的に選んでいるとの結果になりました。

■「自分で借入先を探した人」が借入先を決断した理由

  • 金利が低いから 64.6%
  • 繰り上げ返済を自由にできるから 29.6%
  • トータルの返済額が低いから 22.9%
  • 過去に取引したことがある金融機関だったから 22.6%
  • 知名度や信頼感で選んだ 19.5%

■「専門家から借入先を紹介された方」が借入先を決断した理由

  • 金利が低いから 50.7%
  • 販売業者や不動産業者に勧められたから 28.0%
  • 繰り上げ返済を自由にできるから 20.4%
  • ローンの審査が早いから 15.3%
  • 知名度や信頼感で選んだ 15.0%

【参考】【オールアバウト、SBIモーゲージ共同調査】「住宅ローンに関する調査」
http://corp.allabout.co.jp/corporate/press/2014/140904_01-2.html

専門家に紹介される住宅ローンの特徴

例えば、不動産業者が紹介する住宅ローンは、その不動産会社が提携している金融機関が多く、つまりは「提携ローン」です。

金融機関が借入予定者の不動産(家)を事前に調査して、“担保”としていくらの価値があるかを把握しています。

そうすることで審査が早く、契約成立までの期間が短いといった特徴があるのです。

それに加えて、借入の手続きや段取りを不動産業者が代行してくれるので楽という便利さも大きな特徴です。

さらに、正規のルートで申し込むよりも提携ローン(紹介)のほうが“金利(利息)”を低く設定してもらえる可能性が高いのでメリットと言えるでしょう。

しかし、提携ローンはプランが限定されているため、自分が希望するタイプのプランが設けられていないケースもあります。

仮に、10年、15年など期間を限定して固定金利のプランを利用したいと思っていても、提携ローンでは不可能という場合もあるわけです。

不動産業者が紹介する住宅ローンは、ほとんど提携ローンと思って間違いないでしょう。

自分で探す場合の住宅ローンでは?

自分で住宅ローンの借入先を探す場合は、提携ローンに比べて選択肢が広いという特徴が最大のメリットです。

ですが、提携ローンとは違って、審査から契約成立までに時間を費やします。

また、様々な条件を自分で設定し、その条件に合うプランを見つけることができるという点も特徴ですね。

自分に合うプランで返済することは借入にとって重要な条件です。

住宅ローンは高額で返済期間も短くないわけですから、慎重に検討したほうが得策です。

繰り上げ返済の自由度やトータル的な返済額がSBIモゲージの調査結果で上位になったのは、そのようなことが理由として考えられます。

住宅ローンは自分で探す? まとめ

住宅ローンの借入先を選択する際は、「紹介された提携ローン」と「自分で選んだ候補」の2つを比較することをおすすめします。

将来設計を組み立て、なるべく自分にとって利益となる条件を多く満たす借入先を選んだほうが借入後の返済が有利になります。

それぞれの特徴やメリットを理解したうえで決断しましょう。

よって、賢い方法と言えるのは、“自分にとって利益となる条件を多く満たす借入先”であれば、どちらでもOKということです。

自分で決めるのが不安な方は、ファイナンシャルプランナーに相談してから決めるのも一つの手段です。

ファイナンシャルプランナーであれば、現在の収入や支出など家計状況から“返済プラン”を組み立て、よりリアルに将来設計を考えることができるので賢い選択と言えますね。

  • 不動産業者が紹介する住宅ローンは、ほとんどが提携ローンである
  • 提携ローンの特徴やメリットを理解する
  • 自分で借入先を選択する場合の特徴やメリットを理解する
  • 将来設計を考え、自分にとって利益となる条件を多く満たす借入先を選ぶ
  • ファイナンシャルプランナーに相談してから決めても遅くはない
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